リフォームでキッチン設備は機能が重要

コラム

キッチンは設備の集合体で成り立っています。設備によってキッチン機能が決まるといっても過言ではありませんが、高性能な設備は高額で最新機種を揃えようと思うとお金がいくらあっても足りません。

逆に考えるとコストがかかる設備を安価なものにすればリフォーム費用を大きく節約できるのですが、安易に設備費用をケチるのはオススメできません。リフォーム費用が安くなっても使いにくくてはリフォームしがいがありません。使い勝手と費用のバランスを考え、コスパ重視で設備を選びましょう。

高さには妥協しない

キッチンの使い勝手を決めるのが「高さ」です。調理台が使う人にピッタリの高さだと長時間作業しても疲れにくく、体にも負担がかかりません。反対に高すぎたり低すぎたりすると作業がしにくいだけでなく、ミスをして包丁で手を切りやすくなったり、腰を痛めたりするリスクが高まります。

現在のキッチン設備は80センチ、85センチ、90センチがメインですが、底上げ工事などである程度なら高さを調整できます。ショールームで実物の高さを確認し、使いやすい高さを細かく指定しましょう。高さの合わないキッチンでの作業は苦痛です。日々の料理で余計なストレスをためないためにも、0.5センチ単位で高さにこだわりましょう。

暮らしへの影響を考えて設備を選ぶ

キッチン設備選びで重要なのは、日々の暮らしへの影響です。キッチン設備を選ぶというと機能や使い勝手ばかりに注目しがちですが、キッチン設備は単体で使うものではありません。設備を使うことで日々の暮らしにどう影響するのか、後々の事まで考えて、払うべきお金はきっちり払うことで満足のいくリフォームができるでしょう。

例えば、料理好きで慣れている人ほどガスコンロに使いやすさを感じますが、安全性という観点から見るとIH設備のほうが有利です。小さなお子様や高齢者のいる世帯では、火の扱いを気にする必要がないIH設備が魅力的でしょう。

換気扇もハイパワーで換気能力が高い製品と、静音性を重視した製品のどちらにするのかは悩ましいところです。設備単体で考えるのではなく、使用時に与える周囲への影響を考慮しましょう。

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