「ラビリンス 魔王の迷宮」の感想

コラム

1986年アメリカ
出演:デヴィッド・ボウイ/ジェニファー・コネリー ほか
監督:ジム・ヘンソン
脚本:テリー・ジョーンズ
製作:エリック・ラトリー
製作総指揮:ジョージ・ルーカス

あらすじ

15歳のサラは父、義母、父と義母の子どもである弟のトビーと暮らす空想好きな女の子。両親が弟ばかりに愛情を注いでいると何となく疎外感を感じているサラは、両親の外出中、あやしても泣きやまない弟に腹をたてて「こんな弟なんかいらない。」と叫んでしまった。その声を聞いたゴブリンの王ジャレスは、サラの希望通りにトビーを連れ去ってしまう。あわてたサラはジャレスのいる迷宮へむかい、弟を返してほしいと懇願する。ジャレスは、「お前が望んだことだ」と言いながらも13時間以内に迷宮を抜けて自分の城まで到着しなければ、トビーをゴブリンに変えてしまうという。個性的で憎めないゴブリンたちが続々登場して、デヴィッド・ボウイの歌声もたっぷり聞くことができるミュージカルファンタジー。

感想

私は不思議の国のアリスよりも「ラビリンス 魔王の迷宮」の方が好きです。もう20回は見ました。次から次へとシーンが変わるので、何度見てもあきません。今は亡きデヴィッド・ボウイの軽やかな美声を堪能できるのも魅力です。それにしてもラビリンスに出てくるデヴィッド・ボウイは、いつもにも増してかっこいいです!

登場するゴブリンたちは勝手で適当でずる賢くて、でも、「小憎らしい=かわいい」なんだなと思いました。ペットとして飼いたいくらい。

ただのファンタジーと思うなかれ。本当はとてもせつないお話です。サラが王ジャレスに最後に言い放つ「You have no power of me.」という言葉を聞いたときのデヴィッド・ボウイの表情。一時停止必須です。

あまり書くとネタバレになってしまうけれど、あんなに「嫌い」と言っていた弟を取り戻して晴れ晴れと家族のもとに帰っていくサラと、そうなることをはじめから知りながら望みをかなえるジャレス。ジェニファー・コネリーの透明な美しさが思春期特有の残酷なまでの悪気のない勝手さというか浅さというか、壊れやすい青さを象徴しています。この映画のジェニファー・コネリーは本当にきれいです。見れば必ずジェニファー・コネリーとデヴィッド・ボウイのファンになる映画です。

タイトルとURLをコピーしました