リフォームしたばかりのときはきれいなキッチンも、毎日使い続けていくうちにどうしても生活感がにじみ出てしまいます。キッチンににじみ出る生活感も見方を変えれば味があるともいえますが、見た目にこだわるならちょっとした工夫で生活感を排除しましょう。リフォームの段階で生活感がでないように工夫しておけば、いつまでもきれいなキッチンをキープできます。
収納で見た目を良くする
キッチンの見た目に強く影響するのが収納です。収納はキッチンの機能性を決める重要ポイントであるのと同時に、デザインにも関わります。収納次第で見た目が大きく変わるので、どれだけ収納にこだわるかによってキッチンの印象が決まるといってもいいでしょう。
見せる収納のコツ
キッチン収納のポイントは「見せる収納」です。収納は使わないものを収めておく役割を担いますが、キッチンにおいてはインテリアの一部として機能させることもできます。食器や雑貨類を隠さず、あえて見せることでインテリアとして活かせば、費用をかけずにおしゃれなキッチンを作れます。
見せる収納のポイントは、モノではなく収納スペースで統一感を出すことです。収納スペースの大きさや形がバラバラな状態では統一感がなく、そのままではキッチンが散らかった印象になってしまいます。素材や大きさをそろえた収納場所を用意しましょう。
等間隔で仕切られた棚のそれぞれのスペースに食器や雑貨を収めれば、大きさや形が不ぞろいでも収納のおかげで見た目に統一感が生まれます。モノを詰め込みすぎると収納用品の印象が薄くなって統一感が失われてしまうので、スペースに余裕を持たせて収納自体を絵の額縁のように使うと効果的です。
不要なものは目線から隠す
見せる工夫だけでなく、見せない工夫も重要です。キッチンには見た目が良くないものもたくさんあります。買い置きの食料などはキッチンには欠かせないものですが、目に入ると生活感が感じられてしまうため、見た目にこだわるならなるべく見えない場所に収納しましょう。
扉付きの棚や食料庫など見えない場所に収納スペースがあればいいのですが、スペースがない場合はリビングから見えない場所に荷物をおきましょう。キッチンで作業している人の目には入っても、リビングから見えなければキッチンの生活感はおさえられます。