何のためのキッチンリフォームか
キッチンリフォームの手順で最初にやるべき作業が、何のためのキッチンリフォームかをはっきりさせて目的を明確にすることです。キッチンリフォームといってもプランはさまざまです。使いやすさや見た目のキレイさ、広さや位置を変更するなど、同じリフォーム工事といっても目指す目的によって最適な工事プランは全く変わってきます。
まずは家族全員で話し合い、キッチンリフォームの目的を決めましょう。リフォーム工事は目的に合わせて進められます。今後のリフォームの行方を左右する重要な作業ですから、適当に目的を決めてしまうと必ず後悔します。
家族の意見が割れたまま強引に目的を決めるとしこりが残り、せっかくのリフォームなのに家族全員が幸せになれません。特にキッチンの主である主婦の意見をないがしろにしたまま勝手にリフォームを進めるのは最悪です。多少時間をかけてもいいので、皆が納得するまできっちりと話し合いましょう。
情報を集めよう
ある程度リフォームの目的がはっきりしたら、情報収集を始めてください。リフォーム会社のホームページやパンフレット、雑誌などいろいろな媒体をチェックしてキッチンリフォームに関するあらゆる情報を集めましょう。
使いやすいデザインやおしゃれな内装などメリットばかりに目が行きがちですが、デメリットや失敗事例に関する情報を収集するのも忘れてはいけません。高い費用を払うリフォーム工事で万が一にも失敗しないために、メリットもデメリットも合わせたすべての情報を集めて検討材料にしてください。
採寸する
キッチン各所のサイズを図るのも大切な作業です。どのようなリフォームが可能なのかはキッチンのサイズが大きく影響します。予定していた設備が入らない、思うようなスペースが取れないといった事態を避けるために、サイズを測っておきましょう。工務店に依頼すれば当然採寸は行われるので必須ではありませんが、事前の検討段階でサイズを測っておくとよりよいプランニングが可能になります。
リフォーム業者を選ぶ
ある程度依頼したいリフォームプランが固まったら、業者選びを始めます。リフォーム工事は全国展開する大手から地元密着の中小までさまざまな業者が実施しています。どの業者がベストとは一概にいえませんが、しつこく勧誘したり値引きばかりをアピールする業者には注意が必要です。
残念なことですが、リフォーム業者の中には手抜き工事で高い費用を請求するような悪質な業者も存在します。不良業者に依頼しないためにも、各業者をきちんと比較して信頼できるところを見つけましょう。
プロに相談する
業者を決めたら工事について積極的に相談しましょう。予定していたプランを実現できるのか、もっといいリフォーム案はあるかなど、素人にはないプロの知識はリフォームの質を高めるのに欠かせません。どんな質問にも誠意を持って対応してくれる業者は信頼できます。おざなりな対応しかしてくれない業者には要注意です。
見積もりと契約
具体的なプランが決まったら見積もりを取り、納得いく金額であれば契約をします。契約書は読み飛ばさず細かくチェックしましょう。できることなら一度持ち帰ってじっくりと検討した方がいいので、即日契約を強く促されても断固として拒否してください。費用と期間を確認して契約が完了すれば工事開始です。
工事開始から完了まで
工事が開始されたら特にやることはありません。工事が終わるまでは業者に任せ、下手に口出ししないでください。途中でプラン変更を要求する事は基本的にできません。明らかに事前の説明と違う工事内容であれば、いったん工事を停止させて説明を求めるべきですが、それ以外は業者に任せましょう。