覚えてる?顕微鏡の用語集

コラム

顕微鏡というと、昔、理科の実験でだれでも一度は使ったことがあるけれど、中学校を卒業するとめったにお目にかかることがなくなるものですよね。

最近、入学祝いやクリスマスの「頭が良くなるプレゼント」や夏休みの宿題の実験日記用として顕微鏡を贈る人が増えてきました。また。子供用に購入したはずの顕微鏡に大人がはまってしまうことも多いようです。

使ってみるとどんどんはまってしまう顕微鏡の世界。大人の科学への第一歩としてMY顕微鏡を探してみてはいかがでしょうか。

覚えてる?顕微鏡の関連用語集

顕微鏡を使うのにあたって、これだけは覚えておいてほしい(いや、思い出してほしい)関連用語を集めてみました。

対物レンズ

対物レンズは、顕微鏡の下側のレンズです。通常は、回転可能なレボルバーに様々な倍率の対物レンズが複数装着されており、レボルバーを回転させて拡大したい対象物の大きさに合ったレンズを選びます。

対物レンズは長い筒型の形状をしており、その長さはJISで決められているので、他社の高性能レンズに交換といったことも可能です。

対物レンズの役割は、対象物に焦点を合わせることです。対象物と対物レンズとの間の距離を変えることによって焦点を合わせます。対物レンズは高倍率にするほど像は鮮明になりますが、その分だけ視野が暗く狭くなります

接眼レンズ

接眼レンズは、顕微鏡の上側に装着されているレンズです。顕微鏡を見るときに覗くレンズですね。

接眼レンズの役割は、対物レンズによって焦点が合った像を拡大することです。対物レンズが焦点を対象物に合わせて、拡大によってぼやっとした像を鮮明な像にするのに対して、接眼レンズはその像を見やすくさらに拡大するルーペのようなものです。対物レンズの像が不鮮明な場合、接眼レンズによってその不鮮明さも拡大されます。接眼レンズは対物レンズよりも拡大倍率があまり大きくありません。

反射鏡

反射鏡は、対象物の像の明るさを調節する鏡です。顕微鏡を使うときには、まず反射鏡を動かして明るさを調整した後でピントを合わせます。

最近では、暗い場所でも顕微鏡を使えるように、LED照明装置がついた顕微鏡も発売されています。

その他

顕微鏡を使う上で覚えておきたいものは、他にも、対象物を載せる薄い板状のスライドガラス、スライドガラスとカバーガラスとの間に薄くスライスした対象物を挟んだプレパラート、カバーガラスなどを挟むピンセット、植物や生物の核などに色をつけて観察しやすくするための染色液などがあります。

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