調理器具に加えて、日々の生活で消費する食料品や調味料もストックしておく必要があるので、十分な収納スペースが欠かせません。作業スペースを広く取りたいから収納は最小限に、と考える人もいますが、収納をケチると使い勝手は確実に悪化してしまいます。
お金をかけてでも日々の生活に十分な収納を確保しておくことが、使いやすいキッチンにつながります。
収納不足はトラブルのもと
収納が不足しているとキッチンは必ず散らかります。既存の収納でやりくりしようとしてもうまくいかないと、追加でラックやワゴンなどを購入して対応しようと考えます。ある程度なら追加の収納で対応できますが、設計段階では予定になかった追加の収納は動線を妨げたり設備利用のじゃまになったりしてしまうため、どうしても使いにくさが発生し、トラブルの原因にもなります。
スッキリきれいにモノをしまうには、設計段階で収納をきちんと確保するのが一番有効な方法です。余裕たっぷりの収納は無駄な出費に思えますが、将来のトラブルを防ぐための投資であり、決して損はありません。収納力はもちろん見た目や使い勝手も考えて、収納にはきちんとお金をかけましょう。
専用収納スペースを用意するメリット
食料庫兼パントリーという形で専用収納スペースを用意するのも人気のリフォームプランです。面積が限られるキッチンリフォームで収納専用のスペースを取るのはもったいないと思われがちですが、専用のスペースを用意しておくことで作業スペースと収納をきっちりと分けることができます。
作業中も余計な荷物に悩まされませんし、外から見えない場所に収納スペースを作っておけば、見た目もよくデザイン面でも大きなメリットがあります。十分な収納スペースがあれば買いだめもしやすく、こまめに買い物に行けない忙しい家庭ほど便利に活用できるでしょう。